結城翁は山形中学時代の書道の先生のてほどきを受け、生涯にわたって書に親しむようになったと言われており、数多くの書を書き残している。その書の原典は中国の古典だったり、仏典だったりしている。
今回の講座は、これら結城翁の書の解説を山形大学の三上教授にお願いし、今後何年かにわたって継続して行っていきたいと計画し、ご快諾いただき実現をみた。
最初に解説していただく書は「舌上有龍泉」である。どのような思いが込めれた書であろうか。
南陽市赤湯にある結城豊太郎記念館は、日本銀行総裁や大蔵大臣を歴任した南..