「稽古はじめ」
平成25年4月20日(日)
伝国の杜こども狂言クラブは、平成25年4月20日(日)に、本年度(平成25年度)の稽古はじめを行いました。この日を皮切りに、こども狂言クラブの新年度の活動が始まります。
平成25年度は、小学生3名、中学生3名、高校生1名の計7名でのスタートです。
稽古はじめでは、平成25年度の活動予定や計画等を話し合いました。こども狂言クラブでは、東京から和泉流狂言師の山下浩一郎先生を講師に招いています。平成25年度は、6月から翌年3月まで毎月1回ご指導して頂くことに決定しました。
山下先生による稽古は、主に土・日曜日に、習う演目ごとに数人ずつのグループに分かれて行います。
山下先生から教わった演目を基に、各自が自宅での予習や復習稽古のほか、毎月2回程度、自主稽古会を伝国の杜能舞台で開き、積極的に参加して練習に励んでいます。学校の長期休暇中は、平日に自主稽古なども行います。そのうえで、狂言・小舞の演目を増やしていくことを目指します。
こども狂言クラブは、1年間に数回の発表機会があり、稽古の進み具合により出演演目を決め、発表会で成果を披露します。
この日の稽古では、平成25年3月20日(水・祝)に開催された「こども狂言クラブ春休み発表会」から3演目をおさらいし、次回の発表会「さくらに舞う会」(平成25年5月4日(土・祝))に向けてのリハーサルを行いました。
◆小舞「兎」
小舞「兎」の稽古風景 |
小舞「兎」の稽古風景です。立ち位置や扇を持つ高さ、舞のテンポなどを注意しながら稽古を行いました。
春休み発表会で演じた演目なので、細かい部分までしっかりとおさらいをしました。
◆小舞「宇治の晒」
小舞「宇治の晒」の稽古風景 |
小舞「宇治の晒」の稽古風景です。こども狂言クラブでは、全員が謡を歌えるように練習に励んでいます。
"ちりちりやちりちり、ちりちりやちりちりと・・" 謡が能舞台に響き渡ります。
◆小舞「暁」
小舞「暁」の稽古風景 |
小舞「暁」の稽古風景です。高校生の男子生徒が一人で舞います。やり直しを行う場面もありましたが、身についた動きはすぐに立て直すことができます。
◆稽古を終えて
稽古終わりの挨拶
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稽古が終わると終わりの挨拶を行ないます。こども狂言クラブでは、礼儀作法もきちんと学びます。
稽古のあとは、発表会「さくらに舞う会」に向けての最終確認を行ないました。
本年度も素敵な狂言を披露できるように、こども狂言クラブの1年が始まりました。
〇取材日 平成25年4月20日(日)
詳細:伝国の杜こども狂言クラブ 稽古はじめ
場所:伝国の杜エントランス能舞台
〇取材協力 伝国の杜こども狂言クラブのみなさん
公益財団法人米沢上杉文化振興財団 伝国の杜・置賜文化ホール
〇執筆編集 置賜文化フォーラム編集員 佐藤道代
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平成24年度 活動内容 |
平成25年3月10日(土)
『プラザ子ども演劇祭2013春』出演 会場:川西町フレンドリープラザ【川西町】
平成25年3月20日(水)
『春休み発表会』 会場:伝国の杜・能舞台【米沢市】
平成25年度 活動内容 |
平成25年4月20日(土)
『稽古はじめ』 場所:伝国の杜・能舞台【米沢市】
平成25年5月4日(土)
『金剛流さくらに舞う会』出演 会場:伝国の杜・能舞台【米沢市】
平成25年6月23日(日)
『山下浩一郎先生による稽古 戞‐貊蝓伝国の杜・練習室【米沢市】
平成25年7月28日(日)
『山下浩一郎先生による稽古◆戞‐貊蝓伝国の杜・練習室【米沢市】
平成25年8月25日(日)
『山下浩一郎先生による稽古』 場所:伝国の杜 能舞台・練習室【米沢市】
平成25年9月8日(日)
『山形県能楽の祭典』出演 会場:伝国の杜・置賜文化ホール【米沢市】
平成25年10月13日(日)
『山下浩一郎先生による稽古ぁ戞‐貊蝓伝国の杜・大会議室【米沢市】
平成25年11月9日(日)
『山下浩一郎先生による稽古ァ戞‐貊蝓伝国の杜・大会議室【米沢市】
平成25年11月30日(土)
『置賜こども芸術祭2013』出演 会場:飯豊町町民総合センター「あ〜す」【飯豊町】
平成25年12月1日(日)
『山下浩一郎先生による稽古Α戞‐貊蝓伝国の杜・能舞台【米沢市】
平成25年12月8日(日)
『稽古納め』 場所:伝国の杜・能舞台【米沢市】
平成26年1月26日(日)
『中間発表会』 場所:伝国の杜・能舞台【米沢市】
指導者インタビュー
伝国の杜こども狂言クラブについてインタビュー